2007-08-30
atoi とその眷属たち その1
Cの標準関数として、atoi()という関数が存在する。文字列中の数字の列を数値へと変換してくれる関数だ。使い方は非常に簡単で atoi("1234567")の様に呼び出すと数値の1234567を返却してくれる。
ただし、intの範囲に納まらない数字の列や、数字の含まれていない文字列を与えられてもエラーを返さないため、確実に動いてほしいプログラムへの使用はお勧めできない。
atoi()以外にも適切なエラーを返却しない関数は意外とあるので以下に例を挙げておく。
- C 標準関数の atol()
- C 標準関数の atof()
- Win32API の GetSysColor()